今回は【私の知恵袋】と題し 靴のサイズ(調整)について
ご説明いたします。約30年以上靴を履いた経験から個人的
な主観で説明させていただきます。
私の場合 靴のサイズは全て6サイズで履いています。
ワイズはE.EE.Fと様々です。甲高だんびろな私の場合は
現代のDサイズでは7サイズになってしまいます。
関係して来ます。
1990年頃はほとんどE.EE.Fが主流で滅多にDサイズは
ありませんでした。それだけ今の日本人の足はスマートに
なったと思います。
ただ一般の方から比べればワイズは広くとも相当タイトに
履いていますので相当履きこんだ靴でさえ 朝一はきつくq
感じる事が度々です。
履き心地はやっかいで 履いて少し時間が経つと温度で少し
緩くなり 次に汗をかき革が乾いて縮みきつくなり 足が
疲労してむくむと 一日中変化する様です。そんな時私は
いちど靴を脱ぎ 空気を入れて再度履きます。
当然履きこんでいくうちにコルクが沈み 革も若干のび
足に馴染んで来ますが つり込みにたっぷり時間をかけた
靴ほど多少しか革が伸びません。今のシルバノラッタンジ
ーは違うと思いますが 昔のジンターラのスリッポンなどは
コルクではなく硬化ゴム(3cm×15cm)のようなもので
踵の積み上げ半分は木で出来てシャンクも木でした。
私の場合は靴下の厚さでフィッティングを調整しています。
薄い イタリア ソッツィー LANAウールソックス
フランスドレドレ LANAウールソックス
普通 イタリア パラティーノ アーガイルソックス
イギリス パンセレラ アーガイルソックス
厚い 日本 ハリソン カシミアソックス
イタリア パラティーノ リブ編みソックス
靴は若干緩いから大丈夫と言うものではありません。
緩ければ足が靴の前方向に出て 親指と小指を時には
甲をも圧迫します。また踵がついてこない(靴ずれ
ライニングの摩耗)変な皺が(こだわる方)
この際は紐で調整するか、靴下で調整します。他には
資材(中敷、甲当てパット)等でも可能だと思います。
きつい場合はリペアショップにて幅だしやポイント出し
究極は履きこんで馴染ませる。(忍耐が必要だが 馴染め
ば最高の履き心地)ただしデザインのバランスは崩れる。
この場合は足自体が強い方で無いと骨に異常をきたす為
オススメは出来ません。
また減量して足にかかる加重を下げ、肉付きを若干減らす。
この場合は10キロ減量してクォーター下げられるかどうか
で、個々によって差が生じます。
最近御来店のお客様で 今まで合った靴とめぐり会ったこと
が無いと言う方 また今までよりふたサイズ下げてジャスト
フィットの方などにも購入いただいております。
それはメーカーによってサイズは相当ばらついているから
で 当店には各国の名品といわれる靴が多数在庫しており
ますので 同時に履き比べが出来る事がお客様の利点です。
靴の特性を熟知したスタッフが対応いたしますので 必ず
お客様に会った靴を提案出来ると自負いたしております。
足に合った靴は軽快で心地よいものです。
東京駅前店 店長
次回の知恵袋は 靴の磨き(クラック 剥がれ キズの直し)
と題しご紹介いたします。