【コラム】世界が認めたNo.1、Brioni-ブリオーニってどんな服? – by Artigiano-Tokyo

こんばんは!
Artigiano-Tokyo(東京駅前店)です。

重衣料最盛期にコロナでせっかくの外出の楽しみが半減…なスタッフですが、ほんの一瞬、コンビニ外出なんかにタイドアップしてクラシックファッションを楽しんでおります。笑

昔ながらのドレスウェアは『重衣料』なんて表現されますね。クラシックスタイルとも、トラディッショナルスタイルともいわれます。

ちょっと脱線しますが、重衣料の代表格の『スーツ』はもともと仕事着ではなかったことはご存じでしょうか。

スーツ=仕事着・オフィシャルなユニフォームという価値観が定着して久しいですが、その起源はなんと『部屋着』です。
ルーツはイギリスの上流階級が室内で着用していた『ラウンジスーツ』とされています(軍服という説もあり)。

コートよりも丈が短いのは室内で動きやすくするためで、カジュアルでスポーティでプライベートなもの。それが働く人々にとって最適な形として進化してきたものがスーツなのです。

最近はリモートワークの影響もあり『スーツ離れ』なんて言われていますが、当店は二極化が進むだろうなーと思っています。
手仕事で手塩にかけられた素晴らしいクオリティのものか、『工業的』に洗練された高品質さか。

例えばファストファッションの代名詞だったユニクロなんて、今では既成スーツとして通用するものを作っていますし(あくまで大量生産の既成スーツでという話です)、一層中途半端なスーツは消えていくような気がします。

そのうち仕事でスーツを着るという文化が廃れ、原点回帰で私服で重衣料を楽しむことの方が多くなるんじゃないか?と思います。

というわけで、そんな既製服の重衣料のトップをご紹介します。

世界で最も有名な高級重衣料ブランドとして必ず名前が挙がる
『Brioni-ブリオーニ-』です。

前回コラムで、『世界最高峰の既製服と呼び声高いのは、アットリーニである』とお伝えしました。しかし、これらは本当に洋服が好きな人々から見た評価です。世間一般の評価となると、また話が違ってきます。

それなりにお洒落好きな方に
『世界最高峰の既製服ブランドはどこですか?』質問したら、十中八九『Brioni-ブリオーニ-』と返ってくるはずです。

ただ、『じゃあどんなスーツなのか?』と聞くと、高額すぎて誰も着たことがなく、答えられないのがこのブランドでもあります。

アメリカのトランプ氏もブリオーニを着用していますが、あれはオーバーサイズ過ぎてシルエットがわかりません!。笑 着こなしとしては邪道です。

ブリオーニは、既成服という名の『最高級服』を形作った最古のブランドと言われています。

アットリーニの記事でもご紹介しましたが、既製服は庶民的なもので、高級品=オーダーメイドでした。”誰にでもフィットする”これは服作りでは恐ろしく大変な作業です。シルエットを崩さずに、究極ともいえる既製服=プレタポルテを作り上げ、既製品=安物という規制概念をぶち壊したのはとんでもない偉業でした。

ブリオーニがほかの追従を許さない点は、やはり圧倒的な”パワー・スーツ”としての地位です。

ブリオーニはこのあたりのブランディングが非常に上手い。
様々なエグゼクティブ向け媒体での登場や、ハリウッドスター・政治家や経営者といった華々しい実力者とのタイアップで、『あの憧れの人が愛用する服』として絶対的な地位を確立しました。
シルエットによってモデル名がついているのも、所有欲をくすぐる大きな要素ですね。

映画007作品の主人公・ジェームズボンドが長年着用していたスーツとしてても大変有名です。※ダニエルクレイグ版にも、トムフォード以外にブリオーニのスーツもしっかり登場します。

【引用】日経電子版

「男が憧れる」007 歴代ボンド、一流の装いの秘密

 

 

そんな誰もが憧れるブリオーニって、どんなシルエットなの?

わかりやすく答えると

『力強い・英国っぽい』
=貫禄のあるディティールです。

え?イタリアのブランドなのに?

【ブリオーニ Brioni】秋冬カシミヤ混ウールテーラードジャケット 46 茶

イタリア=軽やかで現代風なシルエットを想像した方は、意外に思われるかもしれません。
ブリオーニは政治の街ローマで生まれ育ちました。政治家といったエグゼクティブに愛されてきましたので、基本的に威厳と風格があり、保守的なシルエットが基になっています。伝統を重んじたシルエットを採用し続ける硬派な側面があるのです。

そこにイタリアらしい軽やかさ・動きやすさを足したのがブリオーニの仕立てです。

肩パットがしっかり入っており、とにかく風格がありますので、着用者にも”威厳”や”自信” ”風格”といったセルフブランディング力を求めてきます。

当然、”ジャストサイズ”がマストです。

『この服を着たらお洒落!』という感じではなく『この服を着るのだから、それに相応しい立ち振る舞いをしろよ』という緊張感のようなものが服から伝わってきます。

個人的には、軟派に着ると服に着られてしまう・食われてしまうのがブリーオーニじゃないかなと思います。

スーツを自身のエネルギーとして活用したい、節度やマナーをわきまえ風格ある”大人”な雰囲気を求めている方には、ブリオーニは最上級の選択肢です。

また、ブリティッシュっぽいデザインのスーツの中でもとりわけ硬派な肩回りがお好きな方は、このブランドは結構はまるんじゃないかと思います。

写真の商品は、46というゴールデンサイズ!
多くの方にとってジャストフィットである可能性大。

今なら東京店に在庫がございますので、是非お時間見つけてお越しください。
コロナ情勢もございますので、ご予約による試着も承っております。

アットリーニ・キートン・そしてブリオーニなど
世界最高峰の既成服を並べて試着できるのは、当アルティジャーノ・チャオだけ!

是非ゆっくりとご覧になって下さい。
お問い合わせお待ちしております。

Artigiano-Tokyo

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