【Monthly archive June】靴編 イタリアのハンドソーン。

Artigiano-Tokyo Ginza(東京銀座店)です。

今月のアーカイブテーマは
久々の『靴』がテーマです。

ハンドソーンウェルテッド製法。
高級革靴の代名詞として挙げられる
『グッドイヤーウェルテッド製法』に対し、
手縫いによって形作られる
伝統的かつ工芸的な靴づくりです。

そしてハンドソーンはイタリア靴を代表する製法です。

このようなお話をすると
「イタリアがハンドソーン?マッケイじゃないの?」
と言われることが多いのが現状です。

当店に靴を探しにいらした方にイタリア靴を
ご紹介すると「長く履けるから英国靴が良くて…」
と、イタリア=マッケイという先入観で
お話しされる方も多いです。

しかしこれはきわめて限定的な解釈です。
イタリアの本格靴に分類されるジャンルは
ハンドソーン(フルハンド/九分仕立て)が主流であり、
「イギリスがグッドイヤーならイタリアはハンドソーン」
という対比で語られます。

グッドイヤー製法による機械縫製が
開発される前から存在する
非常に手間と技術を要する手仕事であり
職人の技術やセンスもはっきり出ます。
大量生産で均一な品質を求められる時代の現在、
ハンドソーンで仕立てる工房はかなり
少なくなってきています。

ハンドソーンは単にグッドイヤーを
手仕事で行うだけではありません。
ハンドソーンにしか出せない
風格、雰囲気というものが確かに存在します。

今回はそんなイタリアのモノづくりを
代表する靴の仕立て:ハンドソーンにフォーカス。

当店が最も得意とするブランド
『ステファノ・ベーメル』を中心に、
靴界のフェラーリと呼ばれた
『シルバノ・ラッタンジ』
フィレンツェの天才職人
『ロベルトウゴリーニ』

ローマの老舗靴工房『マリーニ』

ヴィンチ村に存在した幻の靴『マリッリ』

といったクラシコに特化した当店ならではの
ラインナップでお迎えいたします。

各ブランドがハンドソーンによる
靴作りを守り続けている”理由”を
様々なブランドとの比較を通して
履いて、感じて頂けましたら幸いです。

今月のオーナー:丹下の在店日は
6月24日(土)・6月25日(日)の2日間です。
25日(日)はイタリア出張へ発つ為
オーナー在店は17時頃までとなります。

【東京銀座店よりお知らせ】
6月17日(土)はビルメンテナンスによる
全階停電のため、営業を15時までとさせて頂きます。
※15時以降はビル内エレベーター含めまして
全て停止いたしますのでご注意ください。

また、6月24日(土)から7月8日(土)まで
名古屋本店はイタリア出張のため休業いたします。
期間中は東京銀座店のみの営業となります。
名古屋本店からの商品取り寄せも休止しますので
お取り寄せ希望のお客様はお早めにお問い合わせ
いただきますようお願い申し上げます。

今月も皆様のお越しをお待ちしております。

Artigiano-Tokyo Ginza

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