イタリア屈指の天才靴職人「ナポリターノ・パスクアーレ」を父に持つ【ナポリターノ・ラケーレ】によって創業されたハンドメイドシューズブランド。
ブランド名のナポリターノ・ラケーレは、クリエイターは紳士靴では少数派である女性その人の名前でもあります。
ナポリの伝説的靴職人として名高いパスクアーレ氏は1900年初め頃にナポリ近郊でシューメイキングを本格スタート。
同氏率いる「カルツォレリア・ナポリターノ」によるハンドメイドシューズは、その芸術性に富んだデザインや高いクオリティなどにより、貴族など多くのVIPらの愛顧を得ます。
この天才シュークリエイターには12人の子がいましたが、父親の才を最も多く受け継いだのが末っ子のラケーレ女史であったようです。
1960年代の終わり頃からキャリアをスタートさせた彼女は、やがてナポリ最古参のひとつである父の靴工房を継承。
現在はデザインや木型の創作を担当する彼女の長男および数名の職人らとともに、クラシコの伝統をベースにそこにグラマラスでクラス感に富んだ独創的なハンドメイドシューズを展開しています。
ハンドメイドを駆使するがあまりに生産数が非常に限られており、国内では伊勢丹のみの取り扱いです。
ちなみに、ナポリの技巧派ハンドメイド靴ブランド「Meccariello (メッカリエッロ)」を展開するアントニオ・メッカリエロ氏はラケーレ女史の息子です。