Ciao!東京駅前店の小山です。
先週の「ネクタイ生地を斜め45度に裁断する、という発明が如何に凄いか」に引き続きネクタイのお話です。
レジメンタル(ストライプ)タイを見ると、ほとんどがピッタリ45度ですよね。それは前回書いたように、元の生地を45度に裁断するからです。これが微妙に歪んでしまうと、ネクタイを締めた時にも歪んだりよれたりしてしまいます。
また、芯地を包む工程も左右のバランスが崩れると歪んでしまいます。これがセッテピエゲになると更に大変となり、一見簡単そうに見えても熟練の職人でなければ上手く作れません。
下の動画のように、折り目のない生地をバランスを合わせながら7つ折りしないと、ネクタイを締めた時に歪みができてしまいます。もちろん、シルク100%であったとしても様々な質感や厚みがありますので、まさに職人技です。
ネクタイをご購入の際には、真ん中を持って垂らしてみてください。そして軽く揺らしてみてください。高品質なネクタイは真っすぐ垂れますが、もし捻じれている場合は購入を控えた方がいいでしょう。
Ciao ciao
現在「イタリア製スーツの実力体感フェア」開催中です。
スーツ・ジャケットご成約の方には価格に応じて「お好みのネクタイ1本」プレゼントします!