buongiorno~comestai⁉︎
イタリア出張2017レポートも佳境へ。
ナポリ仕立てファンの皆様お待たせしました!
いよいよナポリ仕立てサルト職人の四天王あるいは五傑と崇められる最高峰サルトフィニート達が登場して参ります。
トップバッターから大御所の登場。
欧米で名を馳せ、いよいよ日本でも展開が始まった”sartoria solito サルトリア ソリート”を表敬訪問しました。
現当主ジェンナーロ氏と三代目の息子ルイージ氏が我々を温かく迎え入れて下さいました。
世界的に名前が知られている重鎮サルトリアにもかかわらず、家庭内手工業による小さな工房。
数名の熟練職人の丁寧な手仕事から究極のクラシコイタリアが生み出されているのを体感 でき、感動的でした!
ソリートの系譜を少し解説しますと、2代目ジェンナーロ氏の父ルイジ氏が創業者で、その師匠はかの伝説のサルト~ヴィンツェンツォ・アットリーニ。
そう、そのハウススタイルにアットリーニの血が流れているのです。
ソリートのハウススタイルは究極のコンサバ。
やみくもに目立たない普通のスーツスタイルを世代を超えてどこまでも追求して極めていこうとする寡黙さが工房にもスーツにも宿っているようでした。
続いてはこちらもナポリ仕立て四天王に数えられる”sartoria formosa サルトリア フォルモサ”を訪問。
今まで展開が無かったため日本での認知度はかなり低いですが、創業者マリオ フォルモサ氏の師匠は伝説のサルト”ロベルト コンバッテンテ”というビックネーム。あのアントニオパニコ氏と師匠を共にしています。
閑静な住宅地の奥まった場所にあるアトリエには膨大な生地Stockが並べられ、スーツ創りへのこだわりの深さを如実に表していました。
その時お聞きした話によると、間もなく日本でもオーダーできるようになるとのことです。
今後の展開に期待しましょう。
街角スナップin napoli
スパッカナポリのような狭くゴミゴミした下町があるかと思えば、スケールの大きな建物や美しい広場が一見不規則に混在しているナポリは散歩していても刺激が多く、よく方向感覚を失います(笑)
ナポリとシチリアでみたアルファロメオalfa159 そして馬車。
重厚な街の景観には原色よりシックなダーク系色が似合うのかな…と思ったけれど、イタリア人は洗車をマメにしないようなので汚れが目立たない色が人気のようです。
次回はいよいよ最終編、生き神サルトの登場です!