Ciao!東京駅前店の小山です。
昨日は長谷川喜美さんの新著「Sartoria Italiana」の刊行記念イベントに参加してきました。
長谷川さんはフリーのジャーナリストでメンズプレシャスなどにも記事を書いていますよね。基本的にはイギリスを中心として活躍されていらっしゃるそうで、紳士服の世界へは最初にSavile Rowから入って現在ではイタリアものも守備範囲のようです。
長谷川さんがカノニコの方から聞いた話によると、サルトリアの数は毎年8%ずつ減少しており、現在では750軒ほどになってしまったそうです。看板のない内職のような形態のサルトリアは含まれていないかも知れませんが、生地屋さんのお話ですのでリアルな数字だと思います。
ミラノテーラー協会 元会長のVadruccio Vittorioさんに伺ったことがあるのですが、昔は各アパートにサルトリアが1軒あったそうです。イタリアの都市部は大体アパートですので数千~1万軒ほどあったと思われますが、現在では激減してしまいました。
価格ではどうしても大量生産のスーツに勝てないので仕方ない部分もあるかも知れませんが、一度イタリア仕立ての着心地を知ってしまうと元に戻れなくなります!
Ciao ciao
ウエルカムドリンクとしてトスカーナのスプマンテを頂きました