こんにちは。
Artigiano-Tokyo Ginza(東京銀座店)です。
東京は連日35度を超える猛暑が続きます。
なかなかジャケットを着て出かけようとは
ならない気温ですが、スタッフは室内では
積極的にジャケットやスーツを着用するよう
にしています。
この時期になるとTシャツやラフな格好で過ごす方が
圧倒的に楽です。
ただ人間とは楽な方に流されやすいもので、
一度そういった身だしなみが染みついてしまうと
どんどん楽でルーズな格好で大丈夫だろう。と、
服装選びもいい加減になっていく傾向にあります。
当店はお洋服は「緊張と弛緩である」と捉えています。
物凄く平たく言ってしまえば「メリハリ」なのですが、
オンオフや気持ちの切り替えに外見=洋服は非常に
重要な役割を担っています。
現代はリモートワークやオフィスカジュアル化が進み
プライベートとワークの垣根が曖昧になりつつあります。
だからこそ、どこかのタイミングで自身のマインドを
リセットする瞬間が必要です。
当店はそのリセットに洋服をぜひ活用してほしいと
考えています。
気持ちを引き締めたいとき、気持ちを緩めたいとき。
どちらであっても、人生を楽しむ方向に持っていく。
ドレススタイルはファッションが二の次になりがちな
猛暑の中でもふと自身に装いの楽しさを思い出させて
くれる存在であると考えています。
8月の東京店のアーカイブテーマは、
仕事でも、プライベートでも楽しめる色合わせ。
色のトーン次第で爽やかにもクラシックにも、
どちらにもコーディネートできる色柄。
『茶と、青』がテーマです。
日本では「アズーロ エ マローネ」
の呼び名でお馴染みの組み合わせ。
この呼び名は和製ファッション用語と言われますが、
イタリアの洒落者の間では自然と好まれる配色です。
この色合わせは古くから取り入れられており、
ブルーとブラウンの相性は言わずもがな。
といった合わせ方です。
ですので、イタリアではあえて強調して語られる
ことはあまりないと言えます。
それほどまでに定番であり、当たり前のものとして
浸透しているカラーコーディネートでしょう。
ただこのブルーとブラウンの組み合わせ、
やってみると意外と難しいとされます。
色味が明るすぎると軽薄に見え、
素材に統一感がないと野暮ったさに繋がる。
素材選びや色柄感などトータルで見極めが
要求される上級コーディネートの側面も
持ち合わせています。
ただ色合わせをすれば良いとわけではない。
その難しい現実と共に、
それをごく自然にやってのけるイタリア人の
ファッションリテラシーの高さと、
持ち前のセンスを思い知らされます。
今回は夏生地の素材感を活かしつつも
秋シーズンも見据えた合わせを展開。
一口にブルー×ブラウンと言っても
どう合わせるかはアイテム次第。
暖色寄りなのか、寒色よりなのか。
優しい素材感か、ソリッドな質感か。
お客様に合う組み合わせも
必ず存在します。
今までこの色合わせをやったことがない
と言う方はこの機会にぜひジャケット・
・スーツ・靴・小物でこの色合わせを
体験して頂きたいと考えています。
※ちなみに、アズーロ(Azzurro)というと
一般的にはスカイブルーを指しますので
当テーマでは敢えてblu(青)としています。
オーナーがある夏の日に”アズーロエマローネ”をその言葉の印象通り
実践するとこんな感じ。
トーンを合わせるためブラウンベージュをメインに据え
濃い目のブラウンはチーフで。
その合わせは無限大。
今月も皆様のお越しをお待ちしております。
【オーナー在店日について】
8月26(土)27(日)の2日間を予定しております。
この機会にお買取り・お買い換え相殺お買物をご利用くださいませ!
イタリア出張で現地から得られた最新情報もお楽しみに♪
Artigiano-Tokyo Ginza