【マンスリーアーカイブ 】10月テーマ ナポリ四天王『Solito ×Ciardi』 ①継承者ソリート

こんばんは。
Artigiano-Tokyo Ginza(東京銀座店)です。

9月のテーマ『パニコ×ピロッツィ』は
大変好評となりました。
やはりナポリの巨匠と呼ばれる職人の
作品に一度は触れてみたいという方も多い上、
当店の買い付けの初披露という事もあり
注目度の高いアーカイブとなったようです。

そして10月は引き続き買い付けの成果を
ご覧頂けるコレクションとなっています。

今回も”四天王”と呼ばれた職人のサルトリアに
特化してご紹介してまりいます。

今回はソリートとチャルディ、
それぞれ分けてご紹介いたします。

1軒目はサルトリア・ソリート。

日本人好みのスポーティで軽やかな作品が多く
ビスポーク愛好家の間では知名度も高いブランドです。
日本で一瞬既成も展開されましたが
元々は完全なるビスポーク専門店です。

ソリートは父ジェンナーロ氏と息子のルイジ氏を
中心に運営されるサルトリアで、
日本で四天王などと称し紹介されるのは
父ジェンナーロ氏です。
(※同じく四天王 故レナートチャルディ存命期から活躍)
ルイジ氏もすでにカッターとして現場に立っています。
今回4年ぶりの訪問ですが温かく迎えてくださいました。


オーナーと。ジェンナーロ氏。


子息のルイジ氏。彼もまた職人として鋏を握っている。

ソリートの作品は先でも述べた通り軽快さが際立ちます。
現作品では芯材を殆ど使いません。
巧みな設計力とカット・縫い・アイロンワークを駆使して
服そのものが生きているかのような立体感を構築して
いきます。

ビスポークの命ともいえる”ショルダー”ですが、
肩線の開始位置が高く(※ノボリが高いと表現します)
一気に滑り落ちるようなショルダーラインが特徴です。
芯材をほぼ使わず弧を描かせるという点では、
9月テーマのピロッツィとも少し共通点があります。

全体的にメリハリをつけたモダンさもありながら
”クラシコ”と呼ばれる伝統的な仕立ての範疇で
絶妙な匙加減となっており、
それがソリートらしさを形成しています。

”正統なナポリ仕立ての継承者”
”もっとも中庸を守る”と言われるだけあり
パニコやピロッツィほどアイコニックさは
ありませんが、一目見てソリートの作品だと
分かるほどの個性(ハウススタイル)があります。

また前肩・反り腰・いかり肩など体型の七難を隠し
”長所”に転化してしまう高い追従力も魅力です。
ナポリ仕立てのブランドでも特にストレスなく
着用可能なスタイルです。

現代的な薄い胸板、逆に筋肉質で胸元の
フィット感がいつもいまいちと言う方にも
ソリートははまるはずです。

今回の仕入れでは小ぶりなサイズを中心に
多数入荷しており貴重なコレクションとなりました。
サイズの問題でソリートを諦めていた方は
今回の入荷とコレクションを楽しみにお待ちください。

※展示は【10月7日(土)】頃より開始予定です。

【オーナー在店日】
在店は10月21日(土) 22日(日)
の2日間となります。
※12:00-19:00を予定。

その場でのお買取り・お買い換え
キャンペーンと適切なフィッティング
調整をご提案可能です。

この度もご来店お待ちしております。

Artigiano-Tokyo Ginza

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