こんばんは。
Artigiano-Tokyo Ginza(東京銀座店)です。
10月は引き続き買い付けの成果を
ご覧頂けるコレクションとなっています。
今回も”四天王”と呼ばれた職人たちの
サルトリアに特化してご紹介してまりいます。
前半はソリートについてご紹介しましたが、
後半は『サルトリア・チャルディ』です。
※クリックすると公式Instagramにジャンプします
前回の『パニコ&ピロッツィ』は、
それぞれ相反するコンセプトの
ナポリ仕立てをご覧頂くための
組み合わせでしたが、今回も同様となります。
『ソリート』のスポーティさはダルクォーレや
ピロッツィに近いものがありますが、
『チャルディ』の作品はどちらかと言うとパニコ側です。
チャルディは故: レナートチャルディ氏が
興したサルトリア(仕立て屋)です。
ナポリの偉大な仕立て職人:
アンジェロ・ブラージに師事した故レナート氏。
その仕立て力・人柄・人脈から、パニコと並び
”レジェンド”と称された人物です。
彼亡き今、『ナポリ四天王』という表現は
過去を表す言葉となりつつありますが、
彼の興したサルトリアは健在であり、
二人の息子の存在によってナポリで最も
後継者に恵まれたブランドの一つです。
故レナート氏は先の通りブラージの愛弟子で、
同じ師匠を持つサビーノの作品と同じく
構築的でエレガント・英国的な仕立てが特徴でした。
その系譜を継ぐのが2人の息子たちです。
今回の来訪で再び親睦を深めることが出来ました。
今回はヴィンツェンツォ氏が不在で、ロベルト氏との再会となった
カッターのヴィンツェンツォ氏、
縫製のロベルト氏共にすでに熟練の域に達しており、
父の伝説を引き継ぎつつも新たなスタイルの確立に
取り組んでいます。
現チャルディの特徴は構築感の中にナポリ仕立ての
軽快さとモダン解釈を取り入れたスリムなスタイル。
※クリックすると商品ページに移動します。
肩の”ノボリ”はパッドを使わず仕立てられ、
流麗と評するに相応しいコンケープドショルダー
を描きます。
起伏に富みつつリラックス感とスポーティが
強調されたソリートに対し、
気品の中にグラマラスさとリラックス感を
織り交ぜるのが現チャルディの大きな特徴と
言えるでしょう。
伝統にモダンを取り入れた現代的な仕立てという
意味では両者に共通する点があるものの、
そのキャラクターは大きく異なります。
クラシコイタリアというと
かつては余裕ある大人の持ち物と言う
イメージが強くありましたが、
バランス感に優れた現在の若い世代こそ
この新生チャルディを着用して欲しいと
当店は考えております。
今回はチャルディの品が新規で3着御座います。
名古屋本店でのみ展開していた商品も
東京銀座店に投入いたしますので、
ソリートと共に是非お楽しみくださいませ。
展示は【10月7日(土)】頃より開始予定です。
今週前半は入れ替え期間となりますのでご注意ください。
※東京銀座店で今週末ご覧になりたい商品がある方は
InstagramDMまたは公式サイトのお問い合わせフォーム
よりお知らせください。
【オーナー在店日】
在店は10月21日(土) 22日(日)
の2日間となります。
※12:00-19:00を予定。
その場でのお買取り・お買い換え
キャンペーンと適切なフィッティング
調整をご提案可能です。
今月ももご来店お待ちしております。
Artigiano-Tokyo Ginza