東京駅前店の小山です。
これは初対面の私にレナート・チャルディ氏が笑顔でかけてくれた言葉です。ニュアンス的には友達に「やあ!元気かい?」と挨拶するような感じです。
Sartoria Ciardiは最近伊勢丹で既成ものを少量扱う程度で、ほとんど日本に出回っていません。そのため、日本での知名度は低めですが、数百あると言われるナポリの仕立て屋でトップに君臨するサルトリアです。
レナート氏の父親はナポリでも有名な床屋さんでした。弁護士やナポリ出身の大統領らが顧客だったそうです。床屋は髪を切るだけでなく社交の場でもありました。
競争の激しいナポリで生き残るにはサルトとしての腕は当然で、プラスアルファが必要だと思います。Sartoria Ciardiも父親の床屋に負けないくらいの大物俳優など著名な顧客がファンとなりました。
緊張しながら訪問した私も、挨拶を交わした瞬間ファンになってしまいました。レナート氏の魅力的な笑顔は今でも顧客達の心に残っています。
Ciao great Maestro.