クリスマスも過ぎ、あとは新年を待つばかり。
年の瀬、色々とやる事があり何か慌ただしいですが、
体調管理はしっかりしたいものです。
さてさて、今回は靴の話。
歴史上、最もフォーマルかつエレガントなクラシックシューズの名作は何でしょうか!?
答えは・・そう、「ボタンブーツ」です。
服飾の世界において、紐靴やファスナーが現れる以前に主役だったのは、ボタン。
ジャケットやパンツはもちろん、靴においてもボタンは多様なデザインやアクセサリーとしての魅力を併せ持ち、
古くから世界中で愛されてきました。
ボタンの並び数が多ければ多いほどクラシックと謳われるほど服飾においてボタンは重要であり、
実用性という観点から多くの代用品が生まれても、ボタンがファッションの世界において
最もエレガントな装飾品であるということは、歴史的に見ても明らかです。
そして、スーツの装いが生まれた時代に、最もフォーマルな靴として紳士の足元を飾っていたのは、
紛れもないこれらボタンブーツです。
その重厚感と圧倒的な存在感は、どんな高貴なスーツと合わせても一部の隙も与えない安定感を生みます。
コーディネートの最後に、悠然と一つ一つのボタンを留めていく所作しぐささえ、
この靴の持つ特別な美しさの一部なんですよね。
ただ今、店内にその名器ボタンブーツの完成形を現代に蘇らせた傑作モデルが2足あります。
日本製とイタリア製のハンドメイドです。
写真でしか見たことがない方が多いと思いますので、
この機会に貴重なクラシックドレスシューズの名モデルを実物でご覧くださいね。