創業者であるジョージ・クレバリーは1898年に生まれ、ロンドンのビスポークブランドで約40年のキャリアを積んだのち、1958年に自身のブランド「ジョージ クレバリー(GEORGE CLEVERLEY)」をスタート。
70年代に一時ブランドを休止するが、90年代になってジョージ・クレバリーの甥(おい)であるアンソニー・クレバリーがブランド「アンソニー クレバリー」を立ち上げる。
さらに、1993年にジョン・カネーラ(John Carnera)とジョージ・グラスゴー(George Glasgow)によってブランドが再始動。
そして現在では、ジョージ・クレバリー社の最高級ラインが「Anthony Cleverley(アンソニー・ クレバリー)」ということになります。
実は、90年代にアンソニー・クレバリーが自身のブランドとして「アンソニー・クレバリー」として立ち上げました。
ジョージ・クレバリーとアンソニー・クレバリー、2人のクレバリーは袂をわけて、別々に靴作りをしていました。
しかし、1991年にジョージ・クレバリー氏が亡くなり、その後を追うように、アンソニー・クレバリー氏がなくなると、ジョージ・クレバリー社のジョン・カネーラ氏の元にアンソニーの作品の写真と木型が渡り、これら2人のデザインやスタイルが組み合わさることとなったのです。
ジョージ・クレバリーの靴の特徴は、パーフェクトなフィッティング。
1958年の創業以来、ビスポークシューメーカーとして展開してきたこともありその履き心地の良さと美しいフォルムの靴を生み出してきました。
そして、デザインとしては、スクエアのチゼルトゥ(鋭角的に切り落とされ、「のみ」のような形をしているつま先)がアイコンとなっています。
対して、アンソニー・クレバリーは、独自のデザイン、バランスにより、造形美を追求したエレガントな靴作りを特徴としていました。
現在の、アンソニー・クレバリーは、クレバリーの象徴であるチゼルトゥに、足を包み込むような感覚を取り入れ、モダンな靴を展開しています。