ブランドCesare Attolini

Ciao！東京駅前店の小山です。

先週チェザレ・アットリーニ氏について書きましたが、今回は同氏が立ち上げたブランドのご紹介です。

チェザレ氏が創業したCesare Attoliniはナポリの郊外カサルヌオボに工場があります。パニコ、ピロッツィ、サビーノ、ビソーネが生まれ育った仕立ての聖地です。現在は次男のマッシミリアーノ氏が社長、三男のジュゼッペ氏が副社長を務めています。

職人は130人ほどいて、1着のスーツをつくるのに33時間かかり、フル稼働しても1日に45着しかつくれないそうです。時間だけみてもフルオーダーに匹敵するレベルですね。

写真の通りステッチを見ただけでも、とても繊細なつくりが分かるかと思います。そして全体をよく見ると、体のラインに合わせたアイロンワークが施されています。既成スーツですのでフルオーダーと同列に比較することはできませんが、とにかく縫製にこだわるのがCesare Attoliniです。

”キトンが素材を選び、アットリーニに縫製させたら、最高の既製服ができるのではないか”

落合正勝氏は自身の著書「私の愛するモノ、こだわるモノ。」でこのような言葉を遺しています。

Ciao ciao