あけましておめでとうございます。
Artigiano-Tokyo Ginza(東京銀座店)です。
東京銀座店は今年で10周年を迎えます。
今年はラインナップ、サービスともにさらに充実させ皆様をお迎えできる1年といたします。
本年もよろしくお願いいたします。
改めまして、1月は例年より寒い今年の冬は温と安らぎをテーマとした
最高のファブリックを使用したアイテムをピックアップ。
2025年第一弾は、『ツイード&カシミヤ』です。
クラシコイタリアの世界が表現する冬生地は、
昨今の古着ブームで定着した硬くてごわごわとした
イメージを大きく覆すクオリティ。
これは着用層の違いや洋服の持つ構造、
そして製品に掛けるコストが全く異なることが理由です。

アットリーニのカシミヤジャケット。このような希少獣毛であっても、アットリーニレベルに採用されるクラスの品質は更に限られる。どの個体の素材も、我々が日常生活で目にするカシミヤとは一線を画した手触り。手触り重視で薄い生地かと思いきや適度に肉厚さがあり、ジャケット探偵でしっかりと保温性も確保。クラシコイタリアの洋服に採用される時点で、そのクオリティは世界最高品質が約束されていると言える。
今回は2020年代に入り資源枯渇や織機メーカーの消失で
すっかり見ることがなくなった肉厚で目を奪われるような
発色、そして着心地を持つファブリックをお届け。

コスタンティーノ ツイードジャケッSize46-48。ビスポーク個体。2000年代。こちらはウール素材。構築的でありながら軽快感もあり、落ち着いたブリックカラー(煉瓦色)との色合わせがたまらない合わせ。装いが楽しくなること間違いなしの。ツイードでがっちり重くなりがちなジャケットをここまで豊かに作り込む技量は、ナポリでも限られた職人がなせる技です。(画像をクリックすると商品ページに飛びます)
それらの着心地はまさに”第二の皮膚”であり、
体の一部であり、その人のパーソナリティと
一体化する一着一着となります。
本テーマでは敢えてブランドを絞らず、
様々なサルトリアのハウススタイルや生地ごとの
特性を比較しお選び頂くことを目的としています。

シャマット ツイードジャケット。size42-44。こちらは只者ではないオーラが漂う一着。高い登りと堂々たるコンケープド、メリハリが効いたウエストライン。優美な印象の中に男性のマッシブさも感じ取ることができます。パニコやコスタンティーノとは一味違ったアプローチの肩周り。20世紀より前の貴族文化をも感じさせます。しっかりと厚みのあるツイード生地でこの軽快感を表現できるのはクラシコイタリアの技術だけかもしれません。インナーにセーターを合わせてデニムやチノパンと合わせても様になります。(画像をクリックすると商品ページに飛びます)
比較的手を出しやすいファクトリー系サルトリアを始め、
この手の貴重なファブリックを最も得意とする
Kiton(キートン)らのヴィンテージモデル、
リベラーノのようにトスカーナ地方のライフスタイルを
取り入れた温かみあるモデルまで多数入荷。

キートンが手掛ける『チロパオーネ』のカシミヤジャケット。Size:48
希少な獣毛を用いた仕立てを語る上で外せないブランドのひとつ。世界で最もラグジュアリーなクラシックブランドと呼ばれるキートン。当ブランド以外ではまずお目にかかれない素材も多く、表現方法もエッジを抑え『面』で魅せるキートンらしさがあります。(画像をクリックすると商品ページに飛びます)

創業者の名を冠する「チロパオーネ」。世界で最も格調高いセレクトショップと言われた「タイ・ユア・タイ」別注仕様。タイ・ユア・タイがフィレンツェのショップであることからも随所にフィレンツェ仕立てをリスペクトした意匠を用いており、他の何ものでもない、「チロ・パオーネ」モデルとしての存在を確立しています。
今では滅多にお目にかかれなくなってしまった上質なカシミヤ、
高密度で弾力と着心地を両立させたツイードが東京店に集結。
他にも貴重な獣毛素材も入荷予定となっています。
また、冬生地素材をご試着いただく際は、
是非5分以上着用頂き洋服に体温の
『熱』が伝わった際の着心地をご確認ください。
着用直後としばらく経ってからの着用感は
繊維の構造の熱膨張で全く変わります。
文字通り洋服が体温を帯びた時、
体の一部としてその真価を発揮します。
各サルトリアの仕立てや表現の違いを存分に
楽しんでいただけるテーマとなります。
全シーズン通して最も在庫数の多い季節が
年末年始となっていますので、
このテーマ品限らず是非比較としてご着用下さい。
皆様のご来店を心よりお待ちしております。
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【オーナー在店期間】
1月の丹下オーナー在店期間は
1月18日(土)・1月19日(日)の2日間です。
毎月ご好評頂いております
『トレードアップ・フェア』
もこの2日間限定での開催となります。
クラシコイタリアを含めクラシックウェアは
お直しも含めて自分の体に合わせていく
楽しみがあります。
フィッティングやお直しのアドバイスも
承っており購入品に関しては当店でお直しを
担当いたしますのでこの機会に是非ご利用ください。
Artigiano-Tokyo Ginza